2005年11月

本屋をはしご

今日の朝メールを確認してみると、親からメールが。

親のお友達が僕の写真集を買いたいということなので、5冊ほど送れ、と。

なんとも有り難い!!うれし涙。悲しい

手元にはもう残っていないので本屋に行くことに。

一箇所で5冊買うのは芸がないので、3つのお店で分けて買った。

お金は僕の日本の口座に振り込んでくれるということだったので、クレジットカードで支払うことに。

この時あることに気付いていなかった...

自分の本を本屋で買うなんてちょっと照れくさい?
でも、売れれば書店も気に掛けてくれるだろうからやはりこういうことも大事かな、と。

さて、支払い。

その時ふとあることが頭に浮かんだ。

「あれ?サインは日本語でするからいいけれど、レシートにはアルファベットで僕の名前が書かれているのでは??」

その予想がズバリ当たり、思いっきり本と同じ名前がレシートに書かれていた。

これはこっ恥ずかしい!!落ち込み

さっさとサインして、店員さんが名前を見ないことを祈って渡す。

ひぇ~~。
これはクレジットカードで支払えないわ、と思って次の書店からは現金で支払う。

自分の本を買うだけでこんな苦労(?)をすることになろうとは。

貧乏性

本当に僕は貧乏性になってしまったようだ。

NZに来てからはっきり言って、そんなに贅沢はしていない。
毎日毎日基本的には僕の手作り料理(手抜き料理)。
そんなのばかり食べているからたまにいいものを食べると調子が悪くなる!?
2週間前もそうだったし。

取材が昨日あり、日本から来た編集の方と昼食と夕食を奢って頂いた。
滅多に食べないようなものを食べさせて頂くので、舌は満足だけれど、胃はどうも違うようだ。

今日のBlogの別の話題にも書いた通り、ポジフィルムの仕上がりが気になって夜中は寝られなかった。
朝起きると胃の調子が悪い。

そう、昨日食べた贅沢な食べ物がどうやら胃に合わなかったようだ。
かつ、その心配事も重なって胃の調子がメチャ悪い。

とりあえず軽く、と思ってうどんとバナナを食べたけれど、かえって調子が悪くなった。食べない方が良かったかも...

お昼もまた美味しい飲茶を食べさせて頂き、お粥の美味しかったこと!
こういうものだけを食べていたいと思ったね。
その時点でもまだ胃が痛い。

が、その後に確認したポジフィルムの結果が満足のいくものだったので、かーなり胃の痛みが減ったよ。マジで。

なんとも情けないけれど、神経が弱すぎるね、僕は。まぁ、それだけセンシティブだっていうことかな?!(笑)

夜になっても治らず、結局おじやを作って食べた。美味しかった!
これで寝れば治るかな?

ホッと一安心

昨日、とうとうポジフィルムで仕事をした。

露出計で露出を計り、デジカメでどういう風に写るか確認。
そして、フィルムカメラで撮影。

こんな手順で繰り返し繰り返し撮影した。

やはり癖というものは恐ろしいもので、フィルムカメラであっても存在しないプレビュー画面を必ず見てしまう。
あれがあるだけでかなりの安心感なんだなぁとつくづく思った。

さて、今回の撮影で失敗がなかったわけではない。

太陽が煌々と照る中での野外撮影。
フラッシュを使い、日中シンクロ。

いつもならデジカメで撮影したらプレビューで確認して、問題があればセッティングを変える。
が、フィルムではそんなことは出来ない。

あることに気付かずに数枚撮影した。
ふと、ファインダーの中のシャッタースピードが目に入った。

困った

フラッシュの設定を変えるのを忘れてた...

専門的になるので詳細は控えるが、シャッタースピードが1/250秒(あれ?1/200秒だっけ?)以上(高速シャッタースピード)になる時は、フラッシュ側では「ハイスピードシンクロ」の設定をしなければいけない。
が、それを忘れていたのだ。
そのせいで、シャッタースピードが遅くなっていた。その時のシャッタースピードは1/90秒。

ガーン、こりゃまずい!絶対に真っ白に飛んでいる!!
と焦って、設定を直して(誰にも気付かれないように)再度撮り直し。
とりあえずそれで事なきを得た?!
が、不安は一杯。

他には室内の撮影があったのだけれど、果たしてちゃんと写っているかどうか...

と、そんな感じで昨日の撮影は終わった。

とにかく気になるのがフラッシュの設定し忘れの写真と室内写真。

家に戻って仮に撮っておいたデジカメの画像を見ると更に不安が一杯。
疲れていたけれど、この仕上がりがどうなるかが気になってマジで眠りが浅かった。

で、一夜明けて午後にそのフィルムの現像が上がってきたので確認。

ドキドキしながらの確認だったけれど、胃の痛みが一気に消えた!!

よかったぁ...ものすごくきれいに撮れている。
フラッシュの設定をミスったものも飛び気味だけれど写ってはいる。
室内の写真も光が綺麗に周っており問題なし。
他の写真も全く問題なし!

こんなに綺麗に撮れているなんて本当に嬉しい!
ポジフィルムのすごさに改めて驚いてしまった。

デジだとダメかな?と思われるシチュエーションでも色がなくなることなく綺麗に撮れていた。
うーん、ポジフィルムを見直してしまった。ハート

残念ながらフィルムは編集部の方へ行ってしまうので手元に残らない。記念に残したいくらいだったよ。
モデルの女の子もとてもいい子で、笑顔が最高によかった。モデルが良いからなおよく写る!

今回撮影してわかったこと。

・ボディーが少々安物であっても、レンズがちゃんとしたもの(F2.8以下)であれば写りは全く問題なし。
・このデジタル3年間の蓄積は決してムダではなかった。これのお陰でかなり楽にポジフィルムで撮影することが出来た。
・このフィルムカメラのボディーは安物なので合焦速度は遅いけれど、ピントはちゃんと合ってくれる。が、いい値段するデジ一眼のピントが何故にずれるのか?と不思議に思うのであった。

ということで、一安心。
そして、これからはポジの仕事もしようと思ったのであった。
日本から来る仕事はまだポジが多いからねぇ...

広告写真

最近日本からくる仕事をある会社経由で頂いている。

その中で嬉しかった仕事。

それは、Air NZの広告写真。
しかも見開き全面写真を2つも!

テーマは、Aucklandの都会的雰囲気とChristchurchの自然的雰囲気を出すというもの。

この撮影は天気との戦いだった。
Aucklandは1回目がダメだったので結局撮り直し。2回目はまずまずの天気だった。
Christchurchは1日しかなかったので、とりあえず撮影。
撮り直しが出来なかったので、結局その写真が使われてしまった。
天気の良い時に撮っていればどれだけ見映えがよかったか。
天気だけは変えられないのでそれは残念。雨でなかっただけマシだったのだろうか?!

掲載されたのは、「あの国でこれがやりたい!」を発売しているところが大学生向けに出版を初めた「留学スタイル for Student」というフリー雑誌。
今回でVol.2となる。

最初の方のページにAucklandの広告が、最後の方のページにChristchurchの広告がある。
ちなみにここで使われている写真は、飛行機の写真以外は全て僕の写真。

Air NZから直接仕事なんてもらえる身分ではないので、こうやって使って頂けるだけでとても嬉しい!

興味のある方は、大学の生協で探してみて下さい。
面倒くさい人は、僕のhpの「Profile」のページでご覧あれ。

ちょっとそこの人!

今日覗いた本屋での出来事。

本屋に入ると最近必ずすることは、もちろん、僕の本がどうなっているかの確認。

今日もいつものようにいつもの本屋で自分の本を確認しようとその場所に行ってみた。

すると、珍しくNZ写真集のところにアジア系の女の子が真剣にNZ写真集を見ている。
どうやら日本人?!

あっちの本を見、こっちの本を見、といくつか見ていた。
帰国用のお土産としてNZ写真集を物色しているのだろうか?

そこへ、彼女は僕の本の前へ!
さっそく手にするのかな?と思ったらフェイントで隣の本を見ていた。
ガックリ...

興味ないのかな?と彼女の様子を距離を置いて見る。
用もないのにカード売り場の方に行って。

ついにその瞬間が来た!

そう、彼女が僕の本に手を伸ばしたのである!!

しかも最初のページから1ページも漏らすことなく最後のページまで見ていた!!
飛ばしたページはきちんと後戻りしていたよぉ。うれピーー!

そんなあなたに僕は声を掛けたくなったよ!

「君君、その本はいい本だから買ってね!もしなんだったらサインもしてあげるよ!!」

という祈りも虚しく彼女はその本を棚に戻した。

(泣)

が、何か気になるのか?
また本を手に取り裏を見ている。
そう、値段を気にしたのだろう。

「君君、その本はハードカバーにせず、持ち帰りやすいように、そして見やすいようにソフトカバーにしたのだよ。そして値段もできるだけ安くしているんだから、お値打ちよ!」

という、僕の祈りも虚しく彼女は次の本に手を出したのであった。

それ以上見守ることの出来なかった僕は、その場を去ってしまった。

しかし、こういう形で自分の本を手に取ってくれている瞬間に出会えるなんて幸せ。

もっと幸せになれるとしたら、誰かがレジでその本を買ってくれた時なんだろうなぁ...
そういう瞬間があったら声を掛けて思いっきりサインしちゃう!\(^-^)/
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