2005年05月

NZでの暖房機事情

オリバーママさんから暖房機は使わないの?という質問があったので、それをここでお答えします。

なぜここに書くのかというと、NZの電気の仕組みから説明しないといけないからです。

それでは開始。


NZは反核の国です。
よって、核爆弾だけではなく、原子力発電所もありません。
電気は水力、火力、風力発電でまかなわれています。主に水力ですが。
よって、水不足になったらどえらいことになるのです。
水道だけの問題ではなく、電気不足の問題にもなります。

よって、安価に電気の供給ができないため、NZでは電気代は高いです。
どのくらい高いか?
僕が実際に払っているわけではないので、わかりませんが(笑)、とにかく日本より高いとよく言われています。

次にこちらの電気、ガスの割合ですが、最近ではそうでもないようですが、家によってはガスのないところが結構あります。古い家は特にそう。
ちなみにこちらでは築100年とかそういう家はざらです。

家の中のものを全て電気でまかないます。
普通ならガスでまかなわれるお湯沸かし、ガスコンロなんかも電気です。
最悪なのがお湯供給の仕組み。

こちらではほとんどの家のお湯はタンク式になっています。
そのタンクを電気で沸かすのですが、溜まっている間は問題ないです。普通にお湯ができます。
しかし、それがなくなり、使い切った後どうなるか。
水が流れ込み、そこからお湯の沸かし直しです。
シャワーを3人くらい連続で入ったらお湯は空っぽ。
次シャワーを浴びられるのは30分後か?

こういう事情もあって、NZでは暗黙の了解として、シャワーは15分以内となっています。
お湯をはってのんびりシャワーを浴びて、なんていうのは、居候の身としては厳禁です。

とこんな感じです。

最近ではガスでお湯を沸かすところも多くなってきているようで、そんなお湯がなくなるという問題も少なくなってきているようですが、まだまだです。
ちなみに僕が住んでいる今の家はガスです。よって、お湯に関してはあまり気になりません。

さて本題。

こちらの暖房機にはどういうものがあるか。

・ドライヤーのような熱気の出るゴーゴーとうるさいヒーター。やたらと電気代がかかる。

・日本にもある電熱式のもの。これもそこそこ電気代がかかる。

オイル循環式のヒーター(ジャバラ式のような見掛け)。節電効果はそれなりにあるようだが、暖まるまでにものすごーく時間が掛かる。

ガスヒーター。これが一番温かくなるが、いちいちガソリンスタンドまでガスを買いに行かなければいけない。また、適当な時間に換気が必要。

・エアコン。夏場はそれほど暑くないNZでは、エアコンの普及率はかなり低い。よって、暖房で使うことも稀。

・暖炉。これは絶対に日本人が憧れるもの!暖炉のある家っていいですよね?いちいち薪をくべなければいけませんが、そこそこ温かくなる。しかし、問題が。Aucklandではそれほどでもないけれど、Christchurchのような寒い地域では暖炉を使っている家庭が多い。よって、ものすごい煙害が問題になっている。朝になると、霧ではない煙に街が覆われている。

というもの。

前のフラットでは、ドライヤーのような暖房機を使っていました。そのフラットは商売でやっているフラットなので、特に使うな、とは言われなかったから。
しかし、今の家は一般の家。
やはり電気代は節約したいもの。それに協力する形で暖房機は使っていません。別途お金を払えば使わせてもらえますが、電熱式のものしか使わせてもらえません。

僕としてはガスヒーターを使いたいけれど、この狭い部屋にそんなのを入れてなんかの中毒になってはかなわん、ということで今は控えています。
あまりにも寒くなって、お金に余裕があれば買いたいのだけれど。

ここで出番ですよ~、湯たんぽ!

日本だとブリキのようなもので作られたものを思い浮かべるでしょうが、こちらのは日本で言う、氷枕のようなゴム式です。

これにお湯を入れ、タオルか何かを巻いて、寒い部分に当てていれば結構暖まります。
今これを書いている僕は、椅子の上にあぐらをかき、その上に湯たんぽを置き、更に保温効果を高めるために分厚く大きなタオルを掛けています。

この湯たんぽは、特に寒がりな女の人のベッドのお供として愛用されています。
だったら、僕が「暖めて」あげるのに!(笑)炎

というのが、NZでの電気事情、ヒーター事情なのです。

早く自立して、普通に生活したい...

プロキシ・サーバ導入記 その2

続き。

次にやってみたことは「多段串」。
面白い名前を付けるものだなぁと思った。
これは、数珠繋ぎのように、プロキシ・サーバを次々と参照することを言う。団子のように重なる様子からそう呼ばれているようだ。

ブラウザで自分のパソコンのプロキシ・サーバを参照するように設定し、そのプロキシ・サーバからインターネット上のプロキシ・サーバを参照するように設定する。

プロキシ・サーバを2つも経由する意味がどれだけあるか?と思うだろうけれど、こうするのにはちょっとした意味がある。

個人利用であれば、ADSLであれなんであれ、各端末にはグローバル・IPアドレスが設定されていることが多い。それが動的であれ、静的なものであれ。

普通、その状態でサイトにアクセスすると、そのIPアドレスがそのまま向うのサイトに記録されて残ってしまう。
悪用されたらそれを遡って何かしらの攻撃を仕掛けられかねない。また、ワンクリック詐欺の時にもろに自分のIPアドレスが表示されるので動揺してしまう。

しかし、インターネット上のプロキシ・サーバを利用すれば、そのインターネット上のプロキシ・サーバが代理でデータを参照してくれるので、参照先に残るIPアドレスは、そのプロキシ・サーバのものとなる。
一種の隠れみののようなものと考えればいいかも。

別にいかがわしいことをしていないのなら別にこういうことをする必要性もないけれど、やはりIPアドレスを知られたくない場合にはこういうことをしてもいいかもしれない。

どういうプロキシ・サーバがインターネット上にあるかはここで調べられる。
Cyber Syndrome

ということで、ほぼこのプロキシ・サーバに関しては終わった。

ただ、Yappaでも全く問題ないわけではない。
多段串をしている時に、HTTPSのサイトにはアクセスできない。
その時はインターネット上のプロキシー・サーバを経由せず、直接つなくごとにしている。


他にもこんなソフトを発見。

DICE』『サイボウズ Webサーバー』『sHTTPd』『Ultra Mini Httpd』『Galactica Proxy』まだ他にもあった。

残念ながらこれらは評価していない。全てにプロキシ機能があるわけではないので参考までに。


ちなみにこの家のオーナーにもYappaを入れてあげたらサクサクページが表示されるので喜んでいた。


常時接続できるような環境であれば、自分用のサーバを立ち上げて色々とやってみたいことはあるけれど、今のところそういうことはできそうもない。

興味のない人にはチンプンカンプンの内容かもしれないけれど、インターネットへのアクセスを少しでも早くしたいという人は、こういうことがわかる人にお願いするといいだろう。
結構感動する!

最後に。
このようなソフトを提供して下さっている方々へ感謝いたします。m(_ _)m

プロキシ・サーバ導入記 その1

忘れないようにプロキシ・サーバ導入記。

まず簡単にプロキシ(Proxy)・サーバとは何かを。

これはプロキシ、プロクシと言ったりする。
日本人らしい言葉遊びもあって、プロクシとして発音する場合は、そこから「クシ」を取って「串」と表現したりするようだ。

ブラウザの機能としてキャッシュ機能、インターネットのサイトにアクセスした時に自分のハードディスクにそのデータを格納し、次回同じ場所にアクセスした時にサイト上のデータに変化がなければ自分のキャッシュからデータを読み取る機能、がある。
これはこれでいいのだけれど、全てが全てキャッシュとして残ってくれるわけではないようだ。

そのブラウザがやってくれるキャッシュの機能をサーバ側(パソコンの親分)に管理させ、そこにアクセスする端末は全てそこを経由し、そのデータを活用するようにする仕組み、それを代理でやってくれるサーバのことをプロキシ・サーバと言う。
実際には個々の端末がインターネットを参照しているわけではなく、そのプロキシ・サーバが代理でインターネット上へと出てデータを取得してくれる。よって、代理サーバとも言う。

自分の端末をプロキシ・サーバを経由してインターネットを見るようにしておくと、一度見たサイトのデータがそのプロキシ・サーバに蓄積されていき、再び同じサイトを見、かつ、データに変化がなければ、そのプロキシ・サーバからデータをダウンロードする。
つまり、どの端末もプロキシ・サーバを参照し、皆が同じようなページを見ている場合は、このプロキシ・サーバを参照することになるので、インターネット上への不要なネットワーク・トラフィックを減らすことができる。
何台もクライアントPCがある企業なんかではよく使われている。

では、複数台の端末がないとこのプロキシ・サーバは必要ないかというとそうでもない。
上記の通り、同じ人がほぼ毎日同じようなページを見ている場合はものすごく有効。

一応、各ブラウザにも同じキャッシュ機能はあるけれど、時にはそのキャッシュ機能が働いていない、同じページを見ているのに毎回同じバナーや写真をダウンロードしている、なんていうことに苛立ちを覚えることがある。

僕はこのような状況に若干苛立っていた。
ましてや僕の回線は256Kbps。決して早くない。だから、毎回同じ物を同じようにダウンロードしているのにうんざりだったのだ。
ダイアルアップの人ならなおさらだろう。

そういう状況だったので、このプロキシ・サーバを導入することにした。

本来はこの機能を求めて色々と調査していたわけではなく、実際は、ノートパソコンをこのデスクトップ経由でインターネットに接続させたいがために調査していた。

これは一応、XPのブリッジ接続機能で実現はしていたが、仕様なのかなんなのかわからないけれど、100Mbpsのネットワークカードを取り付けているにもかかわらず、10Mbpsのスピードしか出ていない。
インターネットのみの使用であれば別に問題はないのだけれど、時々写真を大量に転送することがある。
そういう時に10Mbpsと100Mbpsであれば、スピードに違いが出てくる。もちろん、100Mbpsフルで回線が使用されているわけではないけれど。

で、そのブリッジ機能に変わる別の機能を探していた。

そこで発見したのが、Webサーバの構築。
もちろん、自分のパソコンのデータを外部に見せたいなんて思っていないので、そんなWebサーバなんて必要はない。
ただ、ノートパソコンとデスクトップパソコンを接続し、インターネットに接続したい、ネットワークの回線を100Mbpsにしたい、というだけ。

簡単に僕のパソコンの構成を。

インターネットへ

(ネットワークカードA)
デスクトップパソコン
(ネットワークカードB)

|← (クロスケーブル)

ノートパソコン


結論から言うと、デスクトップのブリッジ接続を解除し、ネットワークカードをそれぞれ独立させた。
そこへWebサーバソフトを導入し、セッティング。
ノートパソコンからそのWebサーバソフトを参照するように設定。

するとあーら不思議。全く問題なくノートパソコンからデスクトップ経由でインターネットに接続できたのであった。
ノートパソコンの方のネットワークのモニタを見ると接続はどうやら10Mbpsのようだ。しかし、実際にファイル転送して計測してみると、それ以上出ているので、ローカル・ネットワークに関してはとりあえずこれでいいかな。

Webサーバソフトを常駐させなければいけないというデメリットはあるけれど、ブリッジ接続というあまり好ましくないものにしばられるくらいならそれの方がマシ、と考えた。

そして、更に調べてみると、これらWebサーバソフトには、上記で説明したプロキシ・サーバ機能もある。
試しにそれをオンにし、アクセス。

初めてアクセスするページに関しては、今まで通りだけれど、同じページに再度アクセスすると、オー、早い!インターネットの方からデータをダウンロードしないので、ページ展開がめちゃ早い!!
「戻る」ボタンを押して、同じページに戻っても同じ。サクッと表示される。
おー、こりゃ良いわ、と超感動!

しかし、インストールしたソフトに全く問題がないわけではなかった。

それをこれから書いてみたい。

まず、最初に評価したソフトは2つ。
AN HTTPD』『BlackJumboDog
特に前者2つは有名のようで、あちこちに書き込みを見られた。

本題に入る前に僕のブラウザ構成を。

デスクトップ、ノートとも以下のブラウザが入っている。

インターネット・エクスプローラー 6.0(IE)
Firefox 1.0.4(FF)
Netscape Navigator 7.1(NN)

それぞれそのWebサーバを見に行くように、デスクトップ、ノートとも設定した後の問題。

ノート側の問題。
・AN HTTPD、Black Jumbo Dogとも、IEからアクセスすると、なぜかダウンロードします、という画面が出て、キャンセルを押すと、ブラウザが終了。色々と設定を変えたが、なぜそういう風になるか理由はわからない。ちなみにデスクトップ側のIEでは問題なし。

デスクトップ側の問題。
・常用しているFFで使用すると、写真やバナーでダウンロードされないものがある。再読込するとダウンロードすることもあるが、表示されないものもある。IEやNNでは問題なかった。理由としては、FFは速度向上のためのチューニングをしているため、それが影響しているものと思われる。しかし、NNでも同じチューニングをしているのになぜ違う結果に?それがよくわからない。

色々と評価した結果、こういう言い方は失礼かもしれないけれど、AN HTTPDの方が僕好みだったので、とりあえずそれで使用することに。

やはり時々画像が読み込まれないというのはストレスを感じる。

他に何かないかとネットを徘徊していると、このソフトを発見。
SwiftProxy
これはWebサーバ・ソフトではなく、プロキシ機能のみを提供するサーバ。
僕はWebサーバ機能そのものは必要性がないので、これだけで十分。ということで、これを導入してみた。

すると、上記のノート側からのIEでのアクセスは問題なくなった。
デスクトップ側での画像表示に関してもほぼ問題なくなった。

おー、これはいいや、と思い、しばらくこれで運用。

しかし、別の問題が...

ソフトウェアをダウンロードする時に、HTTP形式でのダウンロードは問題なかったのだけれど、FTP形式でのダウンロードになるとエラーになる。
エラーというか、ただ単にダウンロードされない。
いちいちダウンロードする度にこういうエラーになるとやはりストレス。確かにその都度プロキシを経由せずにインターネットに直接つなげばいいのだけれど、面倒くさい。

しかし、そんなにしょっちゅうFTPでのダウンロードをするわけではないので、妥協するしかない、と思い、SwiftProxyをしばらく使用することに。

これでほぼ終わりかな、と思っていたけれど、ひょんなことから次のソフトを発見。
Yappa

これもプロキシ機能のみ提供するソフト。

入れてみると、これが快適。
何が快適かというと、常駐する時のメモリ使用量が少ない。以下参照。

Yappa=タスクトレイ格納時、1MBちょっと。画面表示時2MBほど。
AN HTTPD=8MB前後。
BlackJumboDog=10MB前後。
Swift Proxy=10MB前後。


それぞれ動作時はダウンロードするページによってそれ以上のメモリを動的に消費する。
上記の容量は最低限必要なメモリ容量。

使用してみても、Swift Proxyで起こっていたFTPダウンロードができないということもない。
画像もほぼ表示される。
ノートPC側からのアクセスも問題ない。

ただ、Yappaに関しては、キャッシュの容量に制限は掛けられないので、適当な時にいらないものを削除する必要性がある。

ということでこれに決定!
今も順調に動作している。

寒い!!

だんだんと冬らしい天候になってきた。

昨日の夜から大雨、大風。
一言で言えば暴風雨 雨

日本のようにずーっとその状態ではないのがNZらしいところ。

さっきまでものすごい雨が降っていたと思ったら、カラッと晴れたり。
で、また暴風雨。

思い起こせば4年ほど前のこと。

ちょうどこの時期に、家から2,30分の所にある英語学校に歩いて通っていた。
その時はまだ車はなかった。

暴風雨だったので休んでもよかったのだけれど、やっぱりお金が勿体ないので行くことに。

すると、歩いている内に上半身以外はずぶぬれ。
靴の中ももちろん。
これはダメだ、と思って、次の暴風雨の時はサンダルで出掛けた。
これで少なくとも靴に関しては気持ち悪い思いをしなくてもよかった。(笑)

そんな暴風雨だったので、結構休んでいた人が多かったというのがNZらしいところでもある。


そして、今日、一番驚いたのが雷。

夕方に結構大きな雷が鳴った。

その時、僕はパソコンを触っていて、液晶ディスプレイの前にいた。

すると、そのディスプレイと僕との間、約50cmの間でパッて光った。
え?外の光か?と思ったけれど、音がパチンって、あの静電気特有の音がしたので間違いなく僕の目の前で光った。

これにはマジでビビリ、一瞬パソコンから離れてしまった。(笑)
その後は特に何事もなくよかったけれど。

そして、これを書いている夜は寒い。
今、僕の膝には湯たんぽがのっている。(笑)


さて、今日、出版社の方に出向き、写真集用の写真の選定をほぼ終えた。

この間送られてきた、出版者側が選んだ写真を見た時には、「え?こんな写真群で出すの?」とガッカリ。
出版者側が選んだ写真は、詳しくは言えないけれど、同じようなアングル、同じようなシチュエーション、同じような感じの写真が多かった。
これではいかんと思い、僕自身が気に入っているもの、そして、もうちょっとバリエーションを増やしたかったので、そういうアクセントになるものを携えて出掛けた。

色々ともめるかと思ったけれど、あっさり僕の考えは聞き入れてもらえ、それなりに納得できる写真選定になった。

一つ面白かったのが、以前はダイレクター(Director)、つまり、責任者と話を進めていたのだけれど、今日からはSenior Editor、つまり、この本の監督(?)と話を進めることになった。

彼女と一緒に話をしている間、そのDirectorは自分の仕事をしていた。つまり、全くノータッチ。
そして、選んだ写真を見せようと思っても、「君たちを信じている。」という一言で終わり。

そのDirectorは以前日本で数年働いたことがあるので、僕が言った「日本であれば、必ずボスにこれでいいか伺いを立ててから次に進む。」ということを理解してくれたけれど、「ここNZではそんなことは必要ない。現場の人達がOKならそれでいい、信じている。それがここのやりかただ。」と言った。

ヒエー、やっぱり文化が違うとこういう仕事のやり方も違うんだなぁとちょっと、いや、かなり驚いた。
日本だったら絶対に上司が口を出すよね。
これだと日本でどっぷりサラリーマン生活送っている人は面食らうよなぁと、またカルチャーショック。

もちろん、写真は悪いわけではないので、信じてもらっていいのだけれど。
(まだ少し偏りがあるかな?でも100%満足のいくものはなかなかできないと思う。)

もう1つ驚いたのが、写真集作るのに、出版者側のデザイナーのパソコンではキャリブレーション(ディスプレイの色の出方や明るさのマッチング)がされていないという。
え~、そんなんでいいの??と思うけれど。
一応、サンプル写真をプリントして、それに会わせた形で僕の方で最終調整することになっているけれど、ちょっと心配。

ということで、写真の選定が終わったので、次はキャプションを付ける作業。
まだまだタダ働きの期間が続くのであった。

海外で日本のテレビを観るには

海外在住の人でやはり恋しくなるのが日本の番組。

ものすごく恋しくなるのは最初の数ヶ月だとは思う。
しばらく観ないと気にならないし、なくてもいいや、と思うようになる人も多いはず。
しかし、また年数が経つと日本の情報がほしい、リフレッシュしたい、という思いが出てきてまた観たくなる。

もちろん、全ての人がこういう過程をたどるかといえば、そうでもないけれど。

僕の場合は、今のところ別に日本のテレビはなくてもいいやという感じ。
実際、この間日本に帰った時に結構テレビを観るかなぁと思っていたけれど、思ったほどみなかった。
はっきりいってくだらない番組が多い、と一旦そういう環境から離れてしまうとそう思う。
でも、この家にはNHKが入るので観てはいるけれどね。(笑)

さて、海外在住の人が日本のテレビを観たいと思ったらどうするか。


・日本の家族/友人にお願いして録画して送ってもらう。

最近はDVDレコーダーが普及したこともあって、パッケージングも楽だし、送料も少なく済むのでよくなってきている。


・その土地にある日本のビデオレンタル店で借りる。

残念ながら全ての地域にはないだろうけれど、大都市にはそういうものがあるよう。ここAucklandにもある。
それが合法なのか違法のものなのかはわからないけれど。

そして、インターネット全盛のこの時代、第3の選択肢が出てきているようだ。

既にストリーミングで部分的にサイト経由で放映しているところはあるようだけれど、そういうものではなく、まさしく日本のテレビをそのまま観ることができる仕組みがある。

ある場所のある書き込みを切っ掛けに、気になったので調査してみると、いや、確かにある。

テレビ局から差し止められている業者が提供するサービスもあれば、個々人でそういうテレビを録画して海外に流すこともできるようだ。

仕組みは簡単。

パソコンにテレビチューナーが付いていて、インターネットに接続できれば基本的にはOK。
業者だと、それにインターネット経由でリモート録画できるソフトも提供。
個々人でも基本的には同じで、そういう機材、ソフトを導入すればいい。

パソコンではなく、ハードディスクとパソコン用外付けチューナー、そしてルーターがあれば動作するものもあり、ものすごい時代になったものだ、と感心する。
この仕組みでワイヤレスにすれば、テレビそのものがなくとも、パソコンがあれば、その機材を通して家の中(そう、各部屋にテレビはもういらない)、はたまた海外でも観ることが可能。
Buffaloの機材

ただ全く問題がないかといえばそうでもない。

・インターネット経由でファイルを送受信するので、回線が太くないとアップロード、ダウンロードに時間が掛かる。特にアップロードはADSLだとダウンロードに比べて回線は細い。また、ダウンロード/アップロードに月々容量制限が掛かっているならやみくもにデータを送受信できるわけでもない。

・業者に頼めば月々の契約料を払えば面倒を見てくれるけれど、各家庭でこれを運用するとなると、パソコンを24時間態勢で稼働させることになる(いつでも観たい、録画したいというのであれば)。すると、電気代、パソコンの発する熱、騒音の問題が起こる。


まだ発展過程なので、問題は色々とあるけれど、今まで言われてきた、『ホームサーバ』という概念が少しずつ実現してきている模様。
話題のどこかの偉いさんが将来はテレビを含め、全てインターネットでまかなわれる、なんていうことも確かに嘘ではないようだ。

本当にリアルタイムで海外ででも日本のテレビが観られるようになったら、ますます日本との距離が縮まるだろう。ただ、放送権・放映権の問題があるだろうから、そう簡単にはいかないのだろうけれど。
もし本当にそうなると、今度は衛星放送の危機が叫ばれるんだろうなぁ。

一瞬、こういう機材を導入してやってみようかと思ったけれど、やっぱり無理だと思い、今は諦めている。
でも、24時間稼働の自宅サーバを設置している友達にならお願いできるかもね。
あとは回線の問題だけだ。

夢の海外での日本のテレビ視聴まであと一歩、というところかな。
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