今日覗いた本屋での出来事。

本屋に入ると最近必ずすることは、もちろん、僕の本がどうなっているかの確認。

今日もいつものようにいつもの本屋で自分の本を確認しようとその場所に行ってみた。

すると、珍しくNZ写真集のところにアジア系の女の子が真剣にNZ写真集を見ている。
どうやら日本人?!

あっちの本を見、こっちの本を見、といくつか見ていた。
帰国用のお土産としてNZ写真集を物色しているのだろうか?

そこへ、彼女は僕の本の前へ!
さっそく手にするのかな?と思ったらフェイントで隣の本を見ていた。
ガックリ...

興味ないのかな?と彼女の様子を距離を置いて見る。
用もないのにカード売り場の方に行って。

ついにその瞬間が来た!

そう、彼女が僕の本に手を伸ばしたのである!!

しかも最初のページから1ページも漏らすことなく最後のページまで見ていた!!
飛ばしたページはきちんと後戻りしていたよぉ。うれピーー!

そんなあなたに僕は声を掛けたくなったよ!

「君君、その本はいい本だから買ってね!もしなんだったらサインもしてあげるよ!!」

という祈りも虚しく彼女はその本を棚に戻した。

(泣)

が、何か気になるのか?
また本を手に取り裏を見ている。
そう、値段を気にしたのだろう。

「君君、その本はハードカバーにせず、持ち帰りやすいように、そして見やすいようにソフトカバーにしたのだよ。そして値段もできるだけ安くしているんだから、お値打ちよ!」

という、僕の祈りも虚しく彼女は次の本に手を出したのであった。

それ以上見守ることの出来なかった僕は、その場を去ってしまった。

しかし、こういう形で自分の本を手に取ってくれている瞬間に出会えるなんて幸せ。

もっと幸せになれるとしたら、誰かがレジでその本を買ってくれた時なんだろうなぁ...
そういう瞬間があったら声を掛けて思いっきりサインしちゃう!\(^-^)/